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EUおよびイギリスにおけるGPSR(一般製品安全規則)に関する情報サイト一覧

EUおよびイギリスでは、製品の安全性を確保するために一般製品安全規則(GPSR:General Product Safety Regulation)が導入されています。これは特にAmazonやShopifyを通じてEUおよびイギリス市場で商品を販売する事業者にとって重要な規制であり、遵守しない場合は罰則が科される可能性があります。しかし、本記事では、GPSRに関するEU全体の主要情報サイトおよび各国の政府機関の公式サイトを紹介し、適切なコンプライアンス対策を支援します。

1、EU全体のGPSR関連情報サイト

EUではGPSRの実施を統括する機関がいくつか存在し、それぞれ異なる情報を提供しています。以下の公式サイトでは、GPSRの適用範囲、登録要件、遵守義務、リスク評価基準などを確認できます。

欧州委員会(European Commission)– GPSRの公式情報

  • 公式サイト: https://ec.europa.eu/growth/sectors/product-safety_en
  • 概要:
    • GPSRに関するEU全体の政策や法的要件を提供
    • 各国のGPSR適用状況や実施ガイドラインを公開
    • 企業向けの安全基準と適合評価手続きに関する情報

RAPEX(EU非食品製品安全警報システム)

  • 公式サイト: https://ec.europa.eu/safety-gate-alerts/screen/webReport
  • 概要:
    • EU加盟国でGPSR違反と判断された製品のリストを公開
    • 製品リコール情報市場監視結果を提供
    • 販売業者がリスクの高い製品を特定し、対策を講じるための参考資料

欧州標準化委員会(CEN)– 製品安全基準

  • 公式サイト: https://www.cencenelec.eu/
  • 概要:
    • GPSRに準拠する**EU標準規格(EN規格)**の策定・公開
    • 製品カテゴリ別の安全基準(例:玩具、電化製品、化粧品など)

PROSAFE(製品安全のためのEU政府間協力組織)

  • 公式サイト: https://www.prosafe.org/
  • 概要:
    • EU加盟国の市場監視当局間の協力を支援
    • GPSRの監視・執行に関する年次報告書を提供

2、 国別GPSR情報サイト一覧

GPSRはEU全体で適用される規則ですが、各国ごとに市場監視機関が異なり、具体的な登録要件や執行手順に違いがあります。ここでは主要国の政府公式サイトを紹介します。

ドイツ

  • ドイツ連邦労働・社会問題省(BMAS)– GPSR適用情報
    • 公式サイト: https://www.bmas.de/
    • 概要: GPSRの適用基準およびリスク評価手順を提供
  • ドイツ製品安全機関(BAuA)– 市場監視

フランス

  • フランス消費者安全委員会(CSC)– 製品安全性評価
  • フランス経済省(DGCCRF)– 市場監視と制裁情報

イタリア

  • イタリア産業省(MiSE)– GPSR適用指針
  • イタリア国家標準化機関(UNI)– EN規格情報

スペイン

  • スペイン消費者庁(AECOSAN)– GPSR関連情報

3、イギリス(UK)のGPSR制度

イギリスはEUを離脱したため、独自のGPSR規制を運用しています。

イギリス政府 – GPSRの公式ガイドライン

イギリス市場監視機関(OPSS)– GPSR違反情報

まとめ

GPSRはEUおよび英国の市場で販売されるすべての製品に影響を与える重要な規制です。各国の公式情報サイトを活用し、最新のガイドラインを確認することで、製品安全規制の遵守と市場監視当局への適切な対応が可能になります。特にAmazonやShopifyを利用するEC事業者は、各国のGPSR要件を把握し、コンプライアンス対応を徹底することが求められます

当社(オプティ株式会社)では、GPSR認定代理人サービスも提供しておりますので、是非お問い合わせください

注記: このコラムは情報提供を目的としたものであり、法的助言を提供するものではありません。EPRまたはGPSRへの準拠については、専門家にご相談ください。